第310回定例研究会

【日時】2022年 10月11日 (火) 14:00~16:00
【場所】オンライン(zoomミーティング)


14:00〜14:50
 大村 和香子 先生(京都大学生存圏研究所)
「使いようでキレるシロアリと大顎」

概要:
シロアリの職蟻は、その大顎を使って木材をかじり取り、自らの餌や巣材料に利用する。
また危険が迫ったときには、若齢幼虫をくわえて安全な場所に運んだり、敵にかみつくことさえある。
本講演では、対象物の種類と状況を瞬時に判断し、咬む力をコントロールするシロアリの大顎の
使い方と機能を中心にご紹介する。


15:00〜15:50
 藤井 義久 先生(京都大学大学院農学研究科)
「電磁波を用いた木材・木質構造体の非破壊検査」

概要:
木材・木質構造体の誘電特性やマイクロ波領域での透過や反射特性を踏まえた上で、
電磁波を用いた木材の検査技術、さらにCWレーダやFMCWレーダなどを用いた
木材や木造建築の壁体などの非破壊的な検査・診断技術について解説する。