第311回定例研究会
【日時】2023年 1月17日 (火) 14:00~16:00
【場所】オンライン(zoomミーティング)
14:00〜14:50
津川 暁 先生(秋田県立大学システム科学技術学部)
「応力均一化を基盤とする樹木の成長力学解析」
概要:
樹木を力学的に考察すると、物質構築や木化により細胞壁弾性を高めていく
力学的に安定化する機構を備えてる一方で、先端成長や肥大成長により
枝の曲げモーメントや圧縮応力を高めてしまう力学的に不安定化する機構を伴う。
この樹木の力学的安定化・不安定化の同時進行性を読み解くための
数理科学的研究アプローチを紹介する。
15:00〜15:50
足立 幸司 先生(秋田県立大学木材高度加工研究所)
「国産材を活かす木材・木質材料」
概要:
木材・木質材料への国産材利用の志向と転換が進む中で、広葉樹材や早生樹材、
森林病虫・災害被害木など原木の多様化に伴った研究課題が広がりを見せており、
これらは、産学官連携による課題解決型の取り組みが多いことが特徴である。
今回は、取り組み事例を交えて現状を概観し、今後求められる研究・技術開発を議論する。