第312回定例研究会

【日時】2023年 6月 30日(金) 14:00~16:00
【場所】オンライン(zoomミーティング)


14:00〜14:50
 角田 功太郎 先生(奈良女子大学)
「木造住宅の耐震性能と大地震後の継続使用」

概要:
2016年熊本地震では、軽微とみなされる被害を受けた木造住宅でも、
その後の継続使用が困難であった例が報告されている。
本講演では、想定される大地震に対して倒壊を防ぐだけでなく、
その後も継続使用できる木造住宅の耐震性能とその実現可能性について発表する。


15:00〜15:50
 大長 一帆 先生(東京大学)
「分散・会合プロセスとCNF構造の相関解析」

概要:
近年、木材由来の新素材であるセルロースナノファイバー(CNF)の実用化が期待されている。
CNFは、木質細胞壁中に存在するセルロースミクロフィブリルの分散で得られ、
会合によって「透明な紙」や「透明な断熱材」といった高次構造体を形成する。
本講演では、分散・会合プロセスがCNF構造に与える影響について発表する。